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<<   作成日時 : 2005/06/25 11:21   >>

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Verityの耳がいいことは自信を持って言えました。どんなに遠く離れたところにいても、テレビで天気予報が始まる声や曲を聞きつけて、這い這いしてテレビのある場所にまで行って見ていたのですから。

言葉が出ないとまず耳の聞こえを疑われます。でも私には耳が聞こえてないとは思ってませんでした。彼女が歌を覚え始めたのは、1才半。寝つきの悪い彼女に何度も子守唄を歌っていたのですが、ある日突然、「ね〜んねん、ととりろ〜」と歌い始めたのです。「ねんねんころりよ」なんですけど、その舌足らずな歌い方が可愛くて。

ところが歌というものを知ると、テレビやCDなどの歌を片っ端から覚えて歌っていったのには、驚きを超えて「天才か?」と思ったほど。(笑) 簡単な童謡ならともかく、N○Kの「みんなのうた」はふた月ごとに歌が変わりますが、けっこう長い歌が多いですし、言葉もしゃべれないVerityはもちろん字幕の字もまだ読めないにもかかわらず、一言一句間違えることなく、歌っていました。耳ですべて、音階から歌詞まで聞き取っているなら、耳の聞こえを疑うことはできませんでした。

とにかく一日中、起きている間中歌い続け、CDは常にリバースモードで、夜中でもVerityは目が覚めるとCDをかけていて(操作は覚えていた)、朝、私が目覚めるまで歌がかかっていました。歌は覚えても、会話となる言葉をいっこうに覚えてくれないので、ふと妙案を考えてみました。

何でも一人でやろうとするVerityは、麦茶を出すのに、冷蔵庫を開けてコップに注いでというのも一人で、私の知らない間にもやっていました。台所はこぼれたお茶でぐちゃぐちゃなんですけど。親にお願いするということがほとんどなかったのでした。それで、Verityが冷蔵庫に向かって行ったのがわかると、私も走っていって、冷蔵庫に立ちふさがり、オペラ風に(笑)♪開けて〜♪と適当な音階で歌ってみました。歌でならお願いする言葉を覚えてくれるかな〜という母の苦肉の策ですが、・・・・・・さっぱりでした。長いこと母が立ちふさがっているものだから、彼女は仕方なく♪開けて〜♪と言いましたが、彼女は飲みたい麦茶がすぐ飲めずに半ベソかいていたんです。失敗。。。(苦笑)

会話はできなくても、何か言葉は教えなくてはと、くもんのカードを使ったことがあります。ひらがなとカタカナのカードだったと思いますが、今考えれば、視覚的にカードを使ったのはこのときからだったのです。Verityの場合は、本物の写真カードでなくても、絵やイラストのカードでも通用しました。「”あ”はあひるの”あ”」という風に覚えていき、壁にはひらがなの五十音表を貼っておきました。

でも最初に覚えた文字は、英語のアルファベットでした。(爆) これはカードでなく、ジグソーパズルのアルファベット版のもので、ジグソー大好きなVerityはこれを最初に覚えたんですね。次に数字でした。最初は、鏡文字にして書いてましたが、じきに鏡文字はなくなりました。ひらがなはアルファベットに比べて、くにゃくにゃした文字だから、覚えづらかったのかもしれません。でもひらがなを覚えたとたん、次のカタカナは3日たたずに読みを覚えてしまいました。幼稚園の年少さんの頃には、もう書くほうも覚えていましたが、相変わらずコミュニケーションの言葉は出ませんでした。

コミュニケーションの言葉を育てるには、ただ単に言葉だけを教えればよいというものではないのです。私はそれになかなか気づくことができませんでした。コミュニケーションには当然コミュニケーションを必要とする場が必要だったのです。それもこちらから一方的にではなく、やりとりすることのできる状態にするためには、彼女の目線に立って、彼女の遊びの中に、こちらが入っていくということでした。スムーズには行きませんでしたが、そういうことを私は、療育施設というところへ行って初めて教えられたのです。

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